Google Cloud Next ’26が、2026年4月22日〜24日にラスベガスで開催されます。すでにGoogle Cloudの公式発信でも、今年のNextがAIを中心とした大きなイベントになることが案内されており、関連セッションもAIをテーマにした内容が盛りだくさんです。

その中で、Google Workspaceユーザーとして注目したいのが、Google Workspace Studioのアップデートです。Workspace Studioは、複数の独立した作業を一つのプロセスとして自動化することができるノーコード型エージェント作成ツールで、BusinessからEnterprise、Educationまで、Google Workspaceのほとんどのエディションで提供されています。
ただ、去年のリリースから数多くの機能が非公開になっており、実戦で使うには物足りなさがあることは否定できません。だからこそ、今回のCloud Nextでは、ここまでのユーザーの不満を吹き飛ばすような大きなアップデートがあることを期待しています。
本記事では、今年のGoogle Cloud Nextで発表されて欲しいWorkspace Studioの機能を期待を込めてピックアップしてみようと思います。
※Google Workspace Studioについて、より詳しく知りたい場合は以下の記事をご参考ください。
期待したいWorkspace Studioのアップデート
① UIの日本語対応
Workspace Studioは、各スターターやアクションに設定するプロンプトについては日本語に対応していますが、肝心のUIが日本語に対応していません。もちろん、慣れてくれば英語のUIでも適応できるかもしれないですが、会社全体でStudioの利用を促進していく場合、UIが日本語に対応していないのは大きな障壁です。今回のCloud NextでWorkspace Studioの多言語対応が発表されることを期待したいです。
※ Studioを日本語UIで利用する方法については、以下の記事をご参考ください。
②サードパーティ連携機能の復活とラインナップの充実
正式版がリリースされていた時点では、SlackやSalesforce等のサードパーティ向けのアクションも用意されていましたが、あるタイミングで気づいたら機能が無効化されていました。ビジネス向けツールであることから、セキュリティ面での強化が目的で急遽無効化されたと、勝手にポジティブに解釈していましたが、サイレントで機能が閉じられたことは、ユーザー視点では非常にネガティブに受け取られたと思います。サードパーティとの連携は、Workspace Studioにとっての目玉機能であるため、おそらくどこかのタイミングで復活すると考えています。それが今回のGoogle Cloud Nextになると期待したいところです。

③ Webhookの復活
昨年、Workspace Studioの正式版がリリースされた当初、Webhook機能もアクションとして用意されていました。利用者はWebhookを利用することで、API経由で外部システムとの連携を実現できます。Googleにとって、このWebhook機能は、前述したサードパーティ連携機能同様、Workspace Studioを普及させる上で生命線になる機能だと思いますので、今回のCloud Nextをキッカケに復活する可能性はゼロではないと考えています。

④ GAS連携機能の正式版リリース
Google Workspace Studioはノーコードで構築できるところが非常に魅力的なツールではありますが、フルスクラッチでゼロから1を作れるようなツールではなく、あくまで制約とフレームワークに沿って、自動プロセスを構築する必要があり、要件が複雑化すればするほど、痒いところに手が届かないという状況に陥ります。そういった時に、力を発揮するのがGoogle Apps Script(GAS)との連携機能です。
GASプログラムをStudio向けの拡張アドオンとして公開することで、ユーザーはStudioで構築するプロセスの中にGASプログラムを差し込むことができます。この機能が正式にリリースされれば、企業がWorkspace Studioで実現できるプロセスの幅が大きく広がります。

⑤ テンプレート機能の充実
ユーザーがStudioの利用を開始するための敷居を下げる必要があると感じています。そのために強化されてほしいのが、テンプレートのさらなる充実です。

たとえば、
- 営業向け
- カスタマーサポート向け
- 情シス向け
- 人事・経理向け
といった業務別テンプレートが最初から豊富に用意されれば、利用開始のハードルは大きく下がります。より汎用的なテンプレートが用意されることにも期待しています。
⑥ Gem機能の復活
他の自動化ツールと比較したときのWorkspace Studioの強みと言えば、Geminiを自動プロセスに組み込むことができるところです。特にリリース当時に存在した「Ask a Gem」は、Workspace Studioの注目度を高めた機能の一つであると考えています。Geminiを使えるだけで柔軟な自動化が可能になりますが、Gemが使えることで再利用性が向上し、複数のユーザー、複数のプロセスに同一のGemを組み込むことができるようになります。

まとめ
Google Workspace Studioが去年のCloud Next ’25で発表されてから1年が経ちました。ノーコードで業務自動化のためのエージェントが構築できることから、多くのユーザーから大きな注目を集めてきましたが、まだまだ本格的に利用している企業は多くないのが実情です。
今後日本でWorkspace Studioが本格的に普及していくのかは、今年のGoogle Cloud Nextの発表にかかっていると言っても過言ではないと思います。
クローズされてしまった機能がただカムバックするだけでなく、ユーザーが童心に戻ってしまうくらいワクワクするような発表にも期待したいと思います。















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